どうしたら子どもが片づけてくれるようになるのでしょうか?

村橋りえ

ご覧いただき、ありがとうございます。整理収納アドバイザーの村橋りえです。

親子のお片づけワークショップで
「うちの子は、集中力が続かず いつも片づけ終わりません」
「全く片づけようという姿勢がありません」
「沢山ある作品を全然捨てないので、部屋がグチャグチャです」
など、沢山のお悩みをパパやママから伺いました。

そこで今回は部下育て歴10年以上、かつ数えきれない失敗を糧に
現場でコーチング力を上げた経験を、これらのお悩みに重ねて考察してみようと思います。

部下育ての失敗

10年以上前の当時ではとても珍しく、私は30代前半で管理職になりました。
何をどうすれば良いのか全く分からず、プライドが邪魔して誰にも聞けず、私がやったのは
部下の機嫌を取ろうと面倒な細かい仕事を担当すること。
当時の部下はこう思っていたそうです。
「そんな細かいこと私に任せて、大きな方針を決めてほしい!」

また、沢山の時間をかけて伝えれば分かってくれるはずと
お説教にもかなりの時間を掛けていました。
「聞きたくない話は、とにかく聞きたくない!」

良かれと思ったことも、当時の部下には大不評。
こうやって書いていても「困った上司」であったと大反省しています。。

失敗から学んだこと

まずは、私自身の役割を客観的に考え直しました。
それは「沢山の人が同じ方向に向かって進むことを後押しすること」。
そこで、私は後方支援に徹することを決めました。

プロジェクトに関係するそれぞれの人たちの役割を明確にし
みんなが主体的に動くを後方支援する。
私はスケジュールの進捗管理、部門間調整など地味な仕事に徹しました。
そして、この経験をもとに子育てや子どもの片づけと向き合っています。
親として後方支援に徹し「見守ること」、そして子どもが主体的に動くように
自分で決める力をお片づけでも重要視しています。

小さい成功体験を積み重ねる

先日引退したイチローさんも「小さなことの積み重ねが何より大事」と。
子どもも、小さな成功体験を積み重ねることで、成長します。
この成功体験に日常生活での「お片づけ」はうってつけ。
子どもの特徴を考慮して、見守り 一緒に考え続ければ、主体的に片づけてくれます。

「集中力が続かない」のは子どもの特徴。
集中力が続く間 片づけたことをまずは褒める。
そして、集中力が続く「量」を子どもと一緒に考える。
例)〇〇ちゃんのオモチャだから、〇〇ちゃんがおうちに戻そうね。
(オモチャの量を見せながら)これくらいなら〇〇ちゃんが戻せるかな?

「子どもが片づけない」のは、当たり前。片づけに困っていいるのは、親なのですから。
探さずに、好きなモノがすぐ使える。スッキリして気持ちいい。
キレイな部屋で友達から褒められる。
子どもが主体的に動く「片づけのメリット」を一緒に考える。
例)片づけのビフォーアフター写真を撮って、どっちが好きかなと聞いてみましょう。
おもちゃを探しているときに、どうして見つからないのか聞いてみましょう。

「沢山ある作品を捨てられないのは、思い出がある」から当たり前。
しかし、モノとも人とも出会いと別れを繰り返すことで
別れを前向きに捉えることができる。子どもにとって良い「別れ方」を一緒に考える。
例)新しい作品が来たから、いままで飾ってた作品に ありがとう!バイバイ!しよっか。

この「一緒に考える」は、管理職時代に私が一貫したスタイル。
そのために、沢山質問をしてきました。
「どう思う?」「どこまでできそう?」「これには賛成?反対?」
「こうしようと思うけど、デメリットはあるかな?」「何時間あればできる?」などなど。
私が想定していた結論になることもあれば、想定外の方向になることも。それでいいのです。

どうしたら子どもが片づけてくれるようになるのか

この質問に対する答えは、本や雑誌でも様々紹介されていますよね。
私は「親の質問力を上げること」だと思います。
質問に答えることで、子どもが自分事として主体的に捉え、答えた内容に責任を持つようになります。
そして質問力は子育て全般でも、ビジネスの現場でも、初対面の方とのコミュニケーションでも
と、色んな場面で大活躍します。
「子どもが片づけられなくってラッキー♪だって、私の質問力が上がるんだもん♪」
くらいに構えて、子育てしながら自分磨きしてみてはいかがでしょうか。

子どもの片づけスイッチが入った後の、具体的なオススメ収納については
後日ご紹介しますね。

この記事を書いた人

村橋りえ

GLAN代表

72年生まれ 長崎県島原市出身。ライター・コラムニストである夫と2014年生れの男の子と品川区の60㎡のマンション住まい。1995年ヤマト運輸㈱入社。2018年、夫の育児ウツがキッカケで同社を退社。在籍中に担当したオフィスの5S(美化活動)では、書類整理だけではなく、ペーパレス会議推進や、打ち合わせスペース増設など「働きやすい環境づくり」に貢献。その経験を活かし2019年整理収納アドバイザーとして活動開始。働く女性のご家庭を中心に整理収納サービスを提供し、延べ90件以上のお宅に関わる。
メルカリ販売は300点を超える。

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